アウトドアホテルコンシェルジュは、キャンプやグランピングをより快適にご利用いただくためのお客様をおもてなしする仕事です。

私たちが目指しているのはおしゃれキャンプ。私たちのアウトドアホテル事業は、いわゆるキャンプ場の経営ではありません。一つ一つの区画が独立したいわゆるプライベートサイトですから、そのゾーンごとにテーマ性をはっきりと打ち出して、それぞれのゾーンのブランディングを行っていくビジネスです。例えば、「ネイティブアメリカンのナバホ系」とか、「50年代アメリカヴィンテージキャンプ」とか、インテリアコーディネーターのような感性で空間づくりを行っています。もちろん、お客様のニーズやウォンツに合わせてその都度コーディネートしていくので、無理やりイメージを押し付けることもしませんが、お客様の好みに合わせてアレンジして、お客様にメッセージカードを添えたり、季節の花を飾ったり、私たちメンバーができるちょっとした心遣いを大事にしています。

ステイの予約が入ったら、テントを張って、テーブルやチェアをセッティングします。雨が降りそうだったらタープを張って濡れにくくします。パーティが入ったら、おもてなし係として料理をサーブしたり、ドリンクを用意したり、道案内することや写真撮影を頼まれたらパシャっとすることもあります。規約の説明をしたり、オプションにも対応します。全般的に接客が含まれます。

お客様の要望にどうお答えしていくかはコミュニケーション能力が必要とされます。メールや電話で問い合わせに対応するのはもちろんですが、清掃や片付けなどの基本的な部分も行っていただきます。設営や撤収作業、備品の管理メンテナンスなどを担当してもらいます。ゴミの処理も行います。ダッチオーブンのメンテナンスをしたり、森の木を集めて薪を作ったりもします。オーダーが入ればBBQ食材を仕入れしたり、サプライズプレゼントを用意したりと、おもてなしの方法はいろいろです。自然の中で過ごすことができる気分のいい仕事です。そしてインテリアやおしゃれ感覚を活かせる仕事であるとも言えます。アウトドア空間の演出はあなたのセンスが活きる部分ですし、それをスマホで撮影してSNSに投稿していくことで集客をしていくお仕事です。

森の空気を浴びることは、私たちにとって有益なことです。 キャンプ事業のメンバーは、森林浴をしながら仕事をすることになります。今から約20年程前に、当時の「林野庁」の提唱で、樹木に接し、癒しを求める行為として「森林浴」という言葉がうまれました。森林浴は身体に良いとされており、欧米では「森林浴セラピー」や「自然療法」として森林浴が実際に医療の現場で実用化されており、保険が適用される国もあります。森林浴はとても健康的で、ストレスホルモン減少、血圧、脈拍数低下、病気に対する免疫力UP などの効能が期待されています。